サンラブリーはシリカの中でも数少ない鱗片状のシリカです。
花弁状粒子の粉体品と各種粒度の違うスラリー品をラインナップしており、要求特性、用途に応じて提案させて頂きます。
※技術情報については「お問い合わせ」フォームにて対応させていただきます。
アスペクト比が高い板状粒子の自己造膜により様々な効果が期待できます。無機特有の耐熱性、耐候性はもちろん、ガスバリア性や強度付与、親水性を付与することによる防汚効果なども期待できます。
塗料 | 艶消し、塗膜強度アップ、感触改良、難燃・耐熱 |
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コーティング剤 | 防錆、防曇、防汚、防食 |
フィルム | アンチブロッキング、ガスバリア |
無機フィラーとして | 強度付与、耐摩擦性付与、耐熱・難燃性付与、光散乱性 |
接着剤 | 接着強度付与、増粘、低膨張 |
シリカは化粧品などでも艶消しの用途で使用されることがありますが、塗料でも同様の効果を発揮します。
固形分比で1%程度の添加で高い艶消し効果を得ることができます。
また樹脂特有のべた付きも改善できるため汎用性の高い無機フィラーとして使用されています。
無機のシリカは熱に強く、大変燃えにくい性質を持っています。
樹脂等へのフィラーとして使用した際、無機の板状構造が燃焼を抑え、燃え広がるのを防ぎます。
また自己造膜による板状構造を形成することにより、ガスバリア性が発揮されれば更に燃えにくい構造体を形成することが可能となります。
シリカを配合することによりフィルム同士の付着防止効果が期待できます。
また透明性が高いため、フィラーやコーティング剤として使用した時に色味を邪魔することが無いため、大変使いやすい製品です。
レベリング性の向上により水の侵入を防ぎ、防錆機能の補助効果として発揮されます。
通常の仕様で使われるようなクロムなどの代替として検討されるケースも少なくありません。
強度付与についても多く検討されています。
昨今ヒールマークに加え、スーツケースなどのキャリー型ケースの需要が増えており、塗膜強度アップのニーズが増えています。
また壁材などにも跡が付くケースも増えており、適度な強度付与にサンラブリーが活用されています。
鱗片状粒子の三次凝集体。花弁状の粒子をしており、樹脂などへの直接混錬可能。
乾燥減量 | 3%以下 |
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強熱減量 | 7%以下 |
純度(SiO2) | 98%以上 |
平均粒径 | 4.0~6.0μm |
pH | 6~8 |
鱗片状シリカの分散体。溶媒は水溶媒で水系樹脂へ混ぜ込みが可能。
品種名 | 固形分濃度 (wt%) |
平均粒子径 (μm) |
pH |
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PN-050 | 12.0〜14.0 | 0.40〜0.70 | 6.0〜8.0 |
PN-020 | 9.5〜11.0 | 0.15〜0.22 | 5.5〜7.5 |